2016/06/06

7/8 - 7/10 守山真利恵 『この村に泥棒はいない』/『コルネリア』





会期

7月8日(金)〜7月10日(日)

8日(金)19:30
9日(土)12:00 / 15:00 / 19:30
10日(日)12:00 / 15:00 / 19:30
上演時間 1h/回



団体名・作家名称

守山真利恵



展示名称

『この村に泥棒はいない』/『コルネリア』



展示概略

『百年の孤独』で知られるノーベル賞作家、ガルシア・マルケスの初期作品『この村に泥棒はいない』、幻想を織り交ぜて独特の視点で現実を描いた女流作家、シルビーナ・オカンポの『鏡の前のコルネリア』の2作品を上演



展示詳細

なぜ今、この作品を選ばなければならなかったかと言われるとスパッときれいな答えが出てこないのですけれど、彼らの生きた国々、雑な括りですがいわゆる中南米は死者との距離がとても近いと言われています。そのこと自体よりも、むしろそれによって逆に浮かび上がる生者との距離に非常に興味を覚えました。生きている、ということを考えるときに他者のこと、或いはそれらとのつながりのことを連想します。いわゆる社会とか集団とか呼ばれるものです。が、こう、何となくですが生きているということ自体がもう一つの括りじゃん、と思ってしまったら突然それが凄い大変なことのように思えてきてしまいました。いや、意識しなければ大変じゃないのかもしれないけど。
生きづらさをテーマにした作品が昨今増えています。特に若い世代で増えているようです。もちろん、なにか問題が起こるってことはその土壌があるわけですけど、生きづらさに関してはもう何十年も何百年も前からテーマにされていたのだな、と。
生きづらさなんてそんなことはてめえで悩んでろ、と思われるかもしれません。私も思います。問題は生きづらさ、そのものではなくて、生きている、生活している、という括りの中にもまた無数の括りがある、それはあるときには集団・社会であり、そこにあるルールや道徳かもしれません。今回は(大きな括りがある上に)その無数の括りにもがいている人たちの可愛らしいお話。
どこにも行かない人たちの、どこにも行けない話。




会場

Gallery NIW
〒112-0014 東京都文京区関口1-44-8
東京メトロ有楽町線 江戸川橋駅 1b出口より徒歩3分
(中央・総武線からの乗り換えは市ヶ谷駅を推奨)
東京メトロ東西線 神楽坂駅 2出口(矢来口)より徒歩11分
都電荒川線 早稲田駅より徒歩12分




入場料

一般前売り:2,000円
一般当日:2,300円
学生(前売り・当日共に):1,800円



作家プロフィール

演出 守山真利恵プロフィール
守山真利恵(もりやままりえ)東京外国語大学在学中にいくつかの小劇場作品に役者、演出として参加。在学中にロシア国立演劇大学(GITIS)演出学部に留学、演出家レオニード・ヘイフェツのもとで一年間の研修を受ける。帰国後、東京でゴーゴリ、スホヴォ=コブィリン等の古典作品を中心に、複数作品の演出を手がける。2015年春よりSPAC静岡県舞台芸術センター創作・技術部演出部班に在職。




イベント公式/関連サイト


https://note.mu/nohaycornelia